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院長紹介

笹本祐二　（ささもと　ゆうじ）
１９５１年１１月　　横浜市金沢区に会社員の二男として生まれる。私が治療家になったきっかけは５０歳の手習いで始めた空手でした。

■治療家
■NPO法人姿勢診断士

海に潜って魚や貝や海草を採り、すぐ近くの山に登って遊ぶという、自然が豊かな町で育ちました。動物も大好きで、特に友達からもらった芝犬のハチと走り回って遊んだ事は忘れられません。

父親が柔道をやっていた事もあり、スポーツは柔道から入りました。
しかし、練習の厳しさに、中学時代は挫折、高校は、野球で有名な横浜高校に入学しました。「何とか中学時代の挫折を乗り越えたい・・」と考えていた時、「いい体格しているね、やってみないか？」とレスリング部の先生に声をかけられ、"これだ！！"とひらめき入部しました。"今度こそ、自分にまけない・あきらめない"と決め、泣きながらスパーリングの日々でした。

先輩・先生の指導の力も大きく、県大会でチャンピオンに。全国高校総合体育大会にも出場しました。レスリングから学んだことは、「自分にもやればできる！！」と、自分を信じて事に当たる大切さでした。これが、私の人生の土台になったと思います。

高校３年の秋、友人に、「"歌と踊りの舞台"を観に行かないか、感動しなかったら金を返すから！」とまで言われ、わらび座の舞台を観に行きました。舞台は凄かった。

役者の目の輝きが、「生きろ！生きろ！」と迫ってきました。生まれて初めての強い感動、カルチャーショックでした。多くの人に感動を与える舞台の仕事の物凄さを肌に感じ、胸の中に熱いものが湧き上がってきました。「２２歳までこの胸の炎が消えなかったら、わらび座に入ろう」と決めました。

体育大学への道ではなく、４年間社会で揉まれ２２歳になった時、秋田のわらび座に行く事を決めました。「どうしてそんな田舎に行くんだ？」など言われましたが、決心は揺るぎませんでした。

2年間の、歌・踊り・芝居の訓練の研究生期間を経て、劇団員としてスタートしました。自分の体を使って感動を届ける舞台の仕事が出来る喜びでいっぱいでした。

日本中をバスとトラックで走り回り、公演の準備をする営業の仕事も経験し、沢山の支えて下さる人達に感謝する日々でした。

50歳で舞台を降り、秋田の本部の仕事になりました。
しかし、根っから体を使う事が好きな性格、もう一度体を鍛えたいと思っていました。
友人の紹介で隣町の角館に、空手の道場がある事を知り、若い人たちの明るく厳格な稽古姿に心動かされ、武心会・角館道場に入門しました。

５０歳の手習い、10級から毎年１級ずつ昇進していきましたが、本当に一歩一歩でした。道場生に励まされ鍛えられる中、6年目にして、東北マスターズクラスで優勝することができました。

中でも、湯沢師範との出会いは大きかった。人の分析・指導の強さ、極める人の凄さを目の当たりにして、自分もこのまま終ってはいけないと励まされ続けました。
そして、湯澤師範のもう一つの顔は、すばらしいＮＯ１整体師だったのです。
季節の変わり目のギックリ腰を何度も救って頂きました。妻の20年来のしぶとい首のしこりも3回で回復してもらいました。それは、当座の痛みを取るのではない、リセット療法という、非常に論理的で、人間の根っこの所から調整を行う施術法でした。
「もう一回、自分の体を使って、人の役に立てたら！」、次第に師範の整体仕事の魅力に引き込まれていきました。

2010年春、からだ回復センター秋田校に入学。「まだまだ人の役に立ちたい！」、その一念での、新たな人生の選択に踏み出しました。施術の練習には、空手道場生・仕事の仲間・友人・家族がつきあってくれました。そして改めて、自分の周囲にも、痛み・こりと戦っている人がとても多い事に気付かされました。師範の細やかなご指導と、整体の先輩たちからの厳しい指摘と励ましを頂き、半年で述べ300人以上の施術を行い、確実な成果が出るようになりました。そして、ＮＰＯ法人、姿勢診断士の資格を取得する事が出来ました。師範と回復整体の先輩達、力をつけさせてくれた仲間と家族に、感謝をしてもしきれません。

盛岡市稲荷町に店舗を決め開院に向け準備を始めました。そんな中、あの3月11日の大震災が起こったのです。多くの人が被災され、復旧の見通しが見えない中、自分は開業準備をしていていいのか、考え悩みました。そんな時、湯澤校長から、「まずは自分のクマさん整体院を開院して軌道に乗せること。自立してこそ、人の役に立っていくんだ」と助言をもらい、5月10日に開院に至りました。秋田と盛岡の、多くの皆さんのおかげで開業にこぎつける事が出来て、感謝でいっぱいでした。

新参者の私は、私の住んでいる、地域の皆様にとても支えられています。真っ先に来院して下さった、町内会長・副会長さん、婦人部長さんを始め、チラシや看板を見て来院して下さる沢山の地域の方々に支えて頂いています。腰の痛み、背骨のゆがみからくる痛みの方は多く、腕が上がらなくなった歯医者さん、全身が硬く痛くなった農業青年、娘さんご夫妻が付き添いで来られる体のあちこちに痛みを持つお婆ちゃん、自転車で通って下さる75歳のお婆ちゃんもいらっしゃいます。そんな方達に、「痛みが取れた、不思議！！楽になった！」とおっしゃって頂ける時が、本当に嬉しいです。役にたてる！と実感します。リセット療法の「もまない、たたかない、ボキボキしない」体にやさしい療法は、盛岡で少しずつ広がり始めていると感じます。これからずっと、1人1人の痛みに寄り添い、「クマさん整体院に来て良かった！本当に楽になった！」と言って頂ける整体院であり続けたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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